広告 FIRE・セミリタイア

リーンFIRE(Lean FIRE)の特徴とは?メリットとデメリット

※当サイトで紹介している商品やサービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります。

シンプル
Pocket

こんな方に向けた記事です

お金よりも自由な時間を大切にしたい

会社員が目指せるFIREを知りたい

リーンFIREは、5種類あるFIREの中でも必要な資産額が少なく難易度が低め。

一から資産形成を始めるサラリーマンでも、努力と工夫次第で実現できる可能性があるのが魅力です。

早くFIREして自由になりたい

もともと物欲が少ない

好きなことをするのにあまりお金がかからない

リーンFIREはそんな方と相性の良い生活スタイルです。

今回はその特徴とメリット・デメリットを紹介します。

▼他のFIREの種類を紹介しています

関連記事:FIREは5種類!目指すのはどれ?

リーンFIREの特徴

最大の特徴は、生活費を徹底的に切り詰め、最小限の資産でも早期退職を実現させることにあります。

Lean…体が締まった、無駄がない

英単語“Lean”には「引き締まった」という意味があります。

その言葉通り、生活費や娯楽費など満足度の低い出費をどんどん削っていき、若い年齢でのリタイアを目指します。

節約と聞くと「我慢ばかりの生活」を思い浮かべるかもしれませんが、自分の価値観としっかり向き合い支出を最適化することで、日々の満足感をあまり落とさずに出費を減らすことができます。

関連記事:【支出の最適化】FIRE目指すサラリーマンには必須です

リーンFIREのメリット

リーンFIREには、2つのメリットがあります。

  • 趣味や自分の好きなことに没頭できる
  • リタイア可能な年齢が早い

リタイア可能な年齢が早い

一つ目のメリットは、リタイア達成までのスピードが他のFIREに比べて早いことです。これは単純に、出費を抑えることで積み上げる資産も少なくて済むからです。

「今しかできないことをやろう」という言葉がありますが

若いときにしかできないことを大事にして生きたい

そんな願いを叶えることができるのは大きなメリットです。

趣味や自分の好きなことに没頭できる

また、リタイア可能年齢が早いことから、若いときからたくさんの自由時間を得られ、趣味に打ち込むことができます。

自由時間といっても贅沢はできないものの、

ミニマリストのように、出費はもちろん、人間関係、時間の使い方など自分を取り巻く環境から「自分の好きなこと」だけを残すようにろ過を繰り返すのがリーンFIREの特徴。

人生を楽しむのにたくさんのお金はいらないという考えが腑に落ちていれば、この自由時間はお金のかからない「自分の好き」に没頭できるかけがえのない財産になります。

リーンFIREのデメリット

次にリーンFIREのデメリットを3つ見ていきます。

  • 相場環境の悪化に弱い
  • 倹約生活が続く
  • 人的資本が育たない

相場環境の悪化に弱い

働かずに暮らしているため、収入の柱は資産収入の1本のみ。

積み上げた資産に余裕があまりない場合、もし相場環境の悪化などで資産収入が減少すると、最悪の場合には生活費が足りなくなってFIRE失敗もありえます。

下落相場のときなどは、お金への不安は消えないかもしれません。

倹約生活が続く

質素倹約な生活を続けてやっとFIREを達成!

でも、FIREは達成したら終わりではなくそこからがスタートのため、その倹約生活を今後も続けていくことを覚悟しなければなりません。

もし目指している途中で倹約生活が合わないと感じるなら、リーンFIREとは違った生き方を探す方が良いでしょう。

人的資本が育たない

最後に3つ目。これがリーンFIREをする上で一番大きな欠点だと考えています。

例え、相場環境が悪化しても、倹約生活に耐えられなくなっても、

再び働いて稼げば生きていけるのですが、リタイアしていた期間が長いほど職歴には空白期間が生まれます。

同世代のサラリーマンは自分がリタイアしていた間もスキルや実績を積み上げているので、万が一、仕事復帰せざるを得ないときに有利な条件での再就職が難しくなる恐れがあります。

資産収入で暮らし続けられれば杞憂に終わりますが、リタイア後に自分の価値を高めるような行動をとっていなかった場合は、転職市場で不利に働くことを忘れてはいけません。

目標資産額の目安

最後に、必要な資産額の目安について見ていきます。

もしインデックス投資を実践していて4%ルールで取り崩す場合は、デメリットで挙げたように相場環境の悪化により資産の評価額が著しく毀損し生活費が足りなくなる危険性があります。

そこで、暴落時の防衛資金として生活費3年分を余分に見込みます。

月間生活費年間生活費相場暴落用の防衛資金必要な資産額の目安
(年利4%で計算)
10万円120万円360万円3360万円
15万円180万円540万円5040万円
20万円240万円720万円6720万円
25万円300万円900万円8400万円

リーンFIREをするなら、資産額3000万円以上が一つの目安となります。

もし高配当株の配当金でFIREする場合は、資産額を目安にするのではなく年間の配当金総額(税引後)が生活費を上回っているかを確認すればよいでしょう。

ただ、配当金も不況時は企業の業績悪化などによる減配リスクがあるため、多めには見積もっておきたいところです。

まとめ:人的資本を高めてリスクヘッジしよう

今回は、リーンFIREの特徴やメリットとデメリットについて紹介しました。

リーンFIREとは、出費を最小限に抑えることでなるべく少ない資産で実現させるFIREのこと。

リーンFIREのメリット

趣味や自分の好きなことに没頭できる

リタイア可能な年齢が早い

リーンFIREのデメリット

相場環境の悪化に弱い

倹約生活が続く

人的資本が育たない

リーンFIREは若いときから自由時間が得られる一方、相場への心配が消えなかったり、想定よりも生活水準が上がったりすれば、FIRE失敗に陥ってしまうリスクもあります。

リタイア期間が長いほど再就職も不利になりやすいため、万が一のときには社会復帰できるよう備えておく方が安心です。

とはいえ、デメリットもありますが若いときの時間を自由に使えるのは非常に魅力的。必要な資産額が少ないため、サラリーマンが目標にしやすいFIREでもあります。

もしこのライフスタイルに興味を持ったなら、ぜひ支出の最適化と資産形成に挑戦してみてください。

▼FIRE目指して行動したくなったらこちらへ

関連記事:【ロードマップ】FIRE目指して元公務員が始めたこと

PVアクセスランキング にほんブログ村

-FIRE・セミリタイア