自分の資産額を眺めていて、ふと頭に浮かんだことがあります。
この資産、どうやって築いてきたんだろう
現時点の金融資産は600万円弱。もちろん初めからあったわけではなく、貯金の賜物です。今回は今から貯金に励みたいという方に向けて、最初の一歩を踏み出すために大切なことをお伝えします。
収入の範囲内で暮らせばお金は貯まる
社会人になりたての頃は、資産形成とは無縁。
残業ばかりの毎日で、目の前の仕事とがむしゃら向き合っていました。物欲はあまりないタイプだったのが幸いし、使い道のない給料は知らぬ間に貯金へと変わっていきました。
この頃は、強くお金を貯めたいと願っていたわけではありません。ですが、貯金しようという意思を持とうが持たまいが、
この状態ができていれば、お金は勝手に貯まっていきます。当たり前のことですが、貯金するには収入の範囲内で暮らすのが大切です。
それがもちろん難しいのですが、ではどうやってこの図式を作り出すのか。
昔は無意識でしたが、今では家計を常に黒字でキープすることを強く意識。支出を低く抑える努力を継続しています。意識的に貯金するようになってからは、資産形成のスピードも変わってきました。
振り返ると、貯金するための初めの一歩は「貯金しよう!」と覚悟を持つことでした。精神論ですが、案外馬鹿にはできません。
貯金を意識する
お金を貯めることを意識する。これがかなり重要なんです。心理学者ウィリアム・ジェームズのある名言を紹介します。
心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。
心理学者ウィリアム・ジェームズ
収入の範囲内で暮らすという意識を持つと行動が変わってきます。強い意識を持てたなら、自然と収入の範囲内で暮らすための情報を集めだします。
- まずは毎月いくら支出しているの?家計簿をつけないと
- 収支がギリギリじゃん!固定費見直そう
- 携帯代もっと安くていいよね!キャリアを切り替えよう
初めの一歩が踏み出せたなら、2歩目、3歩目のエネルギーは1歩目ほど必要ありません。熱が冷めないうちに「検索⇒実行」をどんどん進めていくのです。その調子で行動していくと無意識のうちに習慣が変わり、性格や家計が貯金体質に切り替わっていきます。
- 毎日飲んでいたスタバがなくてもストレスを感じなくなっている
- 格安SIMでも生活に全く支障がない
- ボーナスを生活費に充てる必要がない
こうなると、給料をもらうたびにどんどんお金が貯まっていきます。
貯金ができていないときは、どうしても楽に貯金ができる方法を探してしまいがちです。それは無意識に、貯金は時間が掛かり、しんどいものだと知っているからです。
宝くじに当たったらいいなと思ったりしていませんか?
でも宝くじに当たる人はごくまれです。
貯金に近道はありません。一生かかっても起きるか分からない一発逆転に期待することはやめて、再現性のある方法で地道に貯金をしていきましょう。
気持ち一つで人生の転換点はいつでも作れます。