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公務員(市役所)を退職して後悔しているか考えてみた

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公務員を辞めるって勇気いりませんか?

倒産しないし、クビは切られないし、給料は支払われ続けるし

一生安泰の生活、最高!辞める理由なくない?

学生時代、将来やりたいことが全然なく、生活に困らない程度にお金を稼げればいいと思っていました。

そう思っていたはずなのに、

働いているうちに心は転職に傾いていき

ある日、とうとう勇気を振り絞っていました。

もちろん、一歩踏み出すのはとっても怖かった。

ただ、この場所で定年まで働くのか?という疑問と

新天地で挑戦してみたいという

日に日に膨らんでいく気持ちを無視したくなかった。

転職しようと思っている多くの人が心配しているのは、きっと転職して後悔したくないということ。

今回は、公務員(市役所)から民間企業に転職して後悔しているのか振り返ってみました。

公務員を辞めても大きな後悔はない

まず結論からいうと、公務員を辞めた後も大きな後悔はしていません。

転職前にはあれこれと思いを巡らして身構えていましたが、働きだしてみると思いのほか公務員と民間企業の間にギャップがなかったというのが率直な感想です。

もちろん職種によるとは思いますが。

具体的に項目ごとに紹介していきます。

仕事内容

転職したのは経理で、業務のほとんどはデスクワーク。

自分のペースで進められる仕事が多く、後悔どころかむしろ快適さを感じます。

市役所時代は異動で3つほど部署を経験しました。

中でも生活保護受給者のケースワーカーをしていた頃は、突発的な対応も多くて仕事が自分に合っているとはなかなか思いづらい時期でした。

他にも、災害時やコロナ禍では保健所やワクチン接種業務などの応援で、急に所属部署以外での業務を命じられることもありました。

どちらの働き方が自分に合っているのかを振り返ると、先々の予定が見通しやすくスケジュールを立てながら仕事を進められる経理だろうと思います。

人間関係

次に人間関係でいうと、市役所の方が過ごしやすいと思います。

民間企業は市役所に比べ、比較的一つの職種でキャリアを積み上げていく傾向にありますね。

今が経理ならばこの先のキャリアも経理

または経理と業務内容が近しい部署。

これは周囲の上司や同僚にも当てはまり、

自分の上司はこの先も高確率で自分の上司であることを意味します。

上司と相性が合うなら問題ありませんが、合わない場合も自社の経理部というせまい世界の中で付き合い続けなければなりません。

最初から民間で働いている方にとっては「そんなの当たり前」なのかもしれません。

でも、市役所で育った私にとっては全然当たり前ではないのです。

市役所は部署が多く、これまでの業務経験と関連性の薄い部署に異動することも普通に起こり得ます。

福祉系で働いていた人が観光系に移ったり

財政関係に異動したり

今の職場の上司も数年働き続ければ自分か相手、どちらかは異動を迎えます。仮に動きがなければ自分から異動希望を出すこともできます。

人間関係をリセットする機会に恵まれているのは、市役所の良かった所だと思います。

収入・福利厚生

最後に収入や福利厚生について。

これは転職で悪くなるだろうなと覚悟していました。

公務員といえば福利厚生。

福利厚生といえば公務員。

公務員に福利厚生で勝ることはないだろうと。

でも転職活動を始めて勘違いに気付きました。

まず収入面で言えば、

ボーナス次第ではありますが微増。

福利厚生面で言えば、

良くなった面もあり、悪くなった面もありといったところ。

一つ例をあげると、借上社宅のおかげで毎月の固定費を大幅に削減できるようになった一方、年間に取れる有給休暇数は減りました。

市役所にいた頃は有給休暇を使い切ることができていなかったので、デメリットよりもメリットを大きく感じられるようになりました。

収入や福利厚生について一つ言えることは、公務員は福利厚生が一通り揃っているけれど、同水準以上の環境を整えている企業はたくさんあるということ。

条件面は選考過程で企業から提示があり入社前に知ることができるので、こだわる項目は確認してから転職、気に入らなければ辞退するといった選択ができます。

私の場合も事前確認ができたおかげで雇用条件面でのギャップはほとんどありませんでした。

ネックは転勤

ここまでプラス面ばかり話してきましたが、マイナス面ももちろんあります。

大部分に満足している転職ですが、一番のネックは今後、転勤の可能性があること。

面接の段階からその可能性は告げられていて、覚悟の上で入社はしたものの、やはり時期も場所も読めずライフプランの立てにくさは感じます。

正直、これに関しては防ぎようもありませんね。

心の準備はしておきながら、いざ直面したときに家庭環境を考慮しながらその時のベストな選択をしていくしかないでしょう。

熟考して納得いく決断をしよう

今回紹介したのは一人の転職事例でしかなく、全ての人がそうなる訳ではありません。

結局、先のことなんて分からない。

前の職場に留まった方が良かったかもしれないし

転職して良かったかもしれない。

「やらぬ後悔よりやる後悔」ということわざがありますね。

この言葉に対する見解として「経験が残る分、絶対にやる後悔の方がいい」なんて言うつもりはありません。

この言葉の大事なところは「やる、やらない」の選択を自分で吟味して選んだかどうかにあると思っています。

頭の中に転職がよぎったとき

  • 「やらぬ後悔よりやる後悔だよね」と言葉を鵜呑みにして安易に決断するのでもなく
  • 忙しいからと自分の気持ちに蓋をして淡々と時間を過ごすのでもなく

自分の中に湧き出てきた気持ちとちゃんと向き合って

今置かれている状況を鑑みて

「転職するor転職しない」というどちらかの判断を自分のために下してあげる。

その先で後悔するような結果が待っていたとしても

当時の自分が、時間を作りじっくり考えて判断をしたんだという納得感があれば、訪れた結果も受け入れやすく、これからも前向きに生きられるのではないでしょうか。

「転職するor転職しない」どちらを選んでもいい。

ちゃんと立ち止まって決断したという主体性が大切。

「やらぬ後悔よりやる後悔」は

「選択しなかった後悔より選択した後悔」

この表現の方が、的を射ていると思っています。

転職は間違いなく人生を左右する大きな決断の一つ。

気付いたら今の職場にいるしかなくなっていた。

そういう「選択しなかった後悔」をしないよう

時間をかけて、熟考して

けれど最後は大胆に決断を。

将来の自分が納得して働くために。

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