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財形貯蓄より積立NISAがおすすめ!新社会人の資産形成

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こんな方に向けた記事です

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入社したら財形貯蓄をすすめられた。入った方がいい?

財形貯蓄はどんな制度なのか知りたい

結論:財形貯蓄はおすすめしません。

理由は、財形貯蓄のメリットが薄すぎるから。

それでは、財形貯蓄のメリットとデメリットを確認していきましょう。

財形貯蓄制度とは

財形貯蓄には以下の3種類があります。

  • 一般財形貯蓄
  • 財形年金貯蓄
  • 財形住宅貯蓄

一般財形貯蓄:使い道が自由。非課税メリットはなし。

財形年金貯蓄:60歳以降に年金として貯金を受け取る際に、550万円までの利息が非課税になる。ただし積立期間が5年以上必要。

財形住宅貯蓄:マイホーム購入やリフォーム目的で貯金を使う場合に、550万円までの利息が非課税になる。ただし積立期間が5年以上必要。

一言でいえば、貯金の目的ごとに毎月の給与からこつこつ貯金していく制度のこと。

②③については、目的に沿った使い方で貯金を引き出せば、非課税メリットを受けられる可能性があります。

財形貯蓄制度のメリット

それでは次に、財形貯蓄制度の2つのメリットを紹介します。

給料から自動天引きで貯金ができる

社会人になって、生活費を初めて自分で管理するようになった人もいるでしょう。

「手元にお金があるとつい使ってしまう」人にとって、お金が入ってくる前に会社が貯金してくれるのは大きなメリットです。

さらに、給料から天引きしてくれるので手間もかかりません。

ポイント

無意識に貯金できる仕組みができる

社会人になってしばらく経ってから残高を確認すると、「こんなに貯まっていた!」と幸せを感じることができます。

利息が非課税になる

財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄は、目的に沿った理由で貯金を引き出すと元本550万円分までの利息が非課税になります。

一般財形貯蓄に非課税メリットはありません

税金がかからないのはメリットなのですが、得する額がとても低いのがイマイチ。

財形貯蓄の金利は普通預金の金利とほとんど変わりません。

試しに計算してみましょう。

金利を0.02%とすると…

550万円×金利0.02%×税率20.315%=223.465円

※実際の金利は申込時に要確認

限度額いっぱいまで貯金して、やっと約220円お得になる制度です。

財形貯蓄制度のデメリット

私自身、新社会人の頃に上司の勧めで財形貯蓄制度を利用していました。

しかし、その後によくよく調べてみるとメリットは少なく、デメリットの方が大きいと感じ結局は解約することとなりました。

財形貯蓄制度を解約した理由

非課税になる利子が少なすぎる

解約時はお金を引き出すのに手間がかかる

財形貯蓄は満額まで利用したとして、非課税になる額は数百円。

加えて、結婚などまとまったお金が必要で解約したいとき、書類手続きが必要で引き出せるまでに数日かかります。

私の考え

お金の引き出しにひと手間かかる⇒普段使わないお金は資産運用に回した方がまし。

財形貯蓄制度を利用することで、けして損をするわけではありません。

ただ、もっと効率的な資金管理があるというのが結論です。

お金を管理する一つの例を挙げてみます。

生活費など普段使うお金⇒銀行預金に預けていつでも使えるようにしておく

当面使わない余剰資金⇒投資に回して運用する

財形貯蓄は、お金を引き出しにくいわりに、資産運用のようにお金を増やす役割を担うことができません。

当面使わないお金は積立NISAで運用

財形貯蓄の代わりにおすすめするのは、積立NISAで投資に挑戦すること。

積立NISA:年間最大40万円の範囲で最長20年間の運用益が非課税になる制度

投資のため元本割れリスクはありますが、長期運用する前提であればリターンの期待値は財形貯蓄の非課税メリットを上回ります。

また、最初に設定してしまえば、給与天引きのように自動で毎月積み立てられます。

「どうしても元本割れするのが嫌!」そんな方に無理に投資はおすすめしません。

ただ、将来お金に苦労しないために、挑戦してみた方がいいとは思っています。

2024年からは新NISAが始まります

新NISAとは、簡単に言えば積立NISAの強化版です。

非課税保有限度額が1800万円まで拡大された他、非課税保有期間が無期限化されました。

制度の詳細は金融庁ホームページをご確認ください。

ポイント

新NISA開始前に使った非課税枠は、新NISA開始後も別枠で残り続けます。

2023年中に積立NISAを始めることで、使える非課税枠が40万円増えます。

つまり、投資に挑戦しようと思った方も、新NISAが始まる2024年まで待つ必要はありません。

早く始めることでNISA制度をオトクに使うことができます。

お金の制度は複雑なものが多いですが、一つずつ学んでお金との付き合い方を学んでいきましょう。

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