人生には3回、お金を貯めやすい時期があるそうです。
- 1回目は就職から結婚まで
- 2回目は結婚から子どもが小学生になるまで
- 3回目は子どもが就職してから、自身が定年退職するまで
貯金する理由は家庭によって色々あると思いますが、私の理由はFIREの実現。働かなくていいだけの資産を築かなければならないのですから、貯め時は絶対に逃せません。
今回は、人生に3回あると言われるお金の貯め時について紹介します。
【貯め時1回目】就職から結婚まで
最初の貯め時は、就職してから結婚するまでの独身期間。
就職したての頃は給料も低く収入も少ないですが、自身の工夫次第で支出も抑えやすく貯蓄率を高めやすい時期です。特に実家で暮らしている場合は、家賃などの固定費がかからないことが大きなメリットとなります。
私はこの1回目の貯め時を、有効活用できずに過ごしたことを後悔しています。就職と同時に一人暮らしを始めましたが、お金に対する意識が低く漫然と過ごしてしまいました。
この時期にもし戻れたら心掛けたいことをあげてみます。
- 格安SIMへ切り替え
- 経済圏の統一
- ふるさと納税
- 家賃の見直し
主に固定費の見直しに着手したいです。
当時は駅近の新築マンションに住んでいました。残業続きだったため駅近はありがたかった半面、新築である必要はなかったと思います。
家賃など固定費の影響は年月とともに積み重なって大きくなるため、なるべく早期に向き合うことで効果が最大化されます。
【貯め時2回目】結婚から子どもが小学生になるまで
2回目の貯め時は、結婚してから子どもが小学生になるまでの期間。
結婚して生活費が2人分に増えても、共働きを続けていれば収入は2馬力です。
夫婦2人で暮らすわが家は、今、この時期にあたります。お互い正社員として働き続けながら生活水準の維持を心掛け、毎月の貯蓄率は60%を超えています。
収入が増えたからと油断せず、必要以上に生活水準を上げないことが大切です。
【貯め時3回目】子どもの就職後、自身が定年退職するまで
3回目の貯め時は、子どもが就職してから自身が定年退職するまでの期間。
子どもにかけていた教育費などの負担がなくなり、老後資金作りのラストチャンスを迎えます。
FIREするなら貯め時1・2回目が重要
3回目の貯めどきを迎える頃は、だいたい40歳代～50歳代になっている人が多いでしょう。
FIRE実現の目標年齢を30歳代～40歳代とするならば、3回目の貯め時を計算に入れることはできません。
FIREを目指すなら、貯め時1・2回目でスパートをかける必要があります。
そのため、特に貯め時1回目の段階でしっかりお金と向き合った人は、資産形成において大きなアドバンテージを得ることができます。
若いときにしかできない体験を逃すな
貯め時を意識するあまり見失ってはいけないことが一つあります。
それは、その年齢でしか経験できないことを逃してはいけないということ。
- 校庭でドッジボールをしていた時間が無性に楽しかった小学生時代。
- 部活に明け暮れていた中学・高校時代。
- サークル活動に打ち込んだ大学時代。
当時は練習も受験勉強も大変。
「しんどい、大変、つらい」そんな気持ちばかりが心を占めていました。ですが、壁に立ち向かって努力を重ねた時間が、社会人になってからは貴重な思い出。
あの頃にはもう戻れませんが、さらに年齢を重ねてから振り返ると20歳代、30歳代で体験していてよかったと思える時間が必ずあるはず。
「今が貯め時だ！」と意気込むあまり、お金がかかることから目を背けてばかりいては、今しか体験できない貴重な時間を見逃してしまうでしょう。
貯め時を意識することは大切ですが、同じくらいお金を使って人生を楽しむことも大切だと思います。
まとめ
今回は、人生に3回訪れる貯め時について紹介しました。
- 1回目は就職から結婚まで
- 2回目は結婚から子どもが小学生になるまで
- 3回目は子どもが就職してから、自身が定年退職するまで
資産形成は年齢が若いほどメリット大。
3回目より2回目、2回目より1回目、少しでも若いときからお金と向き合うことがおすすめです。
一方、貯め時だからと貯金ばかりに目を向けることはおすすめしません。
お金はあくまでやりたいことを叶えるためのツール。
今熱くなれることを見つけたなら、ためらわず飛び込んでいく勇気を持つことも大切です。
貯金ばかりにならないで！視野は常に広く！
