みなさんこんにちは!
この5月、今年の目標であったFP3級試験に合格しました。
FP3級といえばお金の基礎知識が幅広く学べる資格として有名ですよね。そもそも私がこの資格を取ろうと思ったのも、自分のライフプランを自分でしっかり考えられるようになりたいという動機からでした。
今回は、私が独学でFP3級に合格した勉強方法やかかった勉強時間をご紹介します。
勉強方法
まずは勉強方法について。
これはすごくシンプルで、動画やテキストで知識をインプットして問題を繰り返し解いただけです。
この繰り返し。
ただ、FP試験は範囲が広くて全部で6分野あります。
FP3級の出題範囲
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
インプットをするときは一気にたくさん詰め込むのではなく、最初に覚えた範囲を忘れてしまわないよう小刻みにアウトプット(問題演習)を挟む方が記憶に定着しやすいです。
例えば「①ライフプランニングと資金計画」を勉強するなら、「社会保険」はボリュームがあるので「年金」に進む前に問題演習を挟み、社会保険の知識定着を図ってからじっくり進めていくのがおすすめです。
おすすめサイト
私が勉強で使用したサイトはこちらです。
インプット
FPの勉強ではいろんな単語が出てくるのですが、ただの丸暗記ではなく考え方から丁寧に押さえていく勉強法を推奨しているYouTubeチャンネルです。
まずはこの動画でインプット。そして問題演習。問題演習で忘れてしまったところをテキストで確認し直すといった方法で進めました。
アウトプット
問題演習で使ったサイトはこちらです。学科と実技両方の過去問演習ができて解説付き。しかも無料です。私はすでに購入していたので問題集もやりましたが、このサイトで繰り返し過去問をやれば市販の問題集は正直必要ありません。
使用したテキスト
使用したテキストはこちら。
ほんださんのYouTubeチャンネルに出会う前に購入していたもので、おおまかなインプットは動画だけで済むかもしれません。テキストを買うメリットは、忘れてしまったところをいちいち動画を開かずにサッと拾い直せるところですね。
もしテキストを買うならほんださんがLECとコラボして製作しているこちらがおすすめです。
合格までにかかった時間
合格までにかかった時間は合計30時間程度でした。
1月から勉強を始めて毎週土日に1~2時間ほど勉強。2月は少しサボり気味でしたが3月中旬~4月上旬に毎週3~4時間ほど勉強し、4月中旬にCBT試験を受験しました。
勉強してみて感じたのは、勉強時間は本当に目安に過ぎず個人差が出やすいということ。FP3級の出題範囲は広いので、一から全分野の知識を定着させるならそれなりに時間がかかるかもしれません。
でも、社労士を勉強したことがある方ならライフプラン分野の勉強時間は大きくカットできるでしょうし、税理士ならタックス分野、宅建士なら不動産分野の勉強時間を大きくカットできるでしょう。
これまで、何かしらお金の知識を仕入れたことがあるならその分野の勉強時間は短縮できる可能性があります。
他人のかかった勉強時間は参考程度にしておくのがよいでしょう。
技能検定の概要
3級ファイナンシャル・プランニング技能検定は「特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)」と「一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)」の2団体が実施していて、どちらか任意の団体で受験できます。
どちらも学科と実技試験があるのは変わりませんが、実技試験の出題範囲が団体で多少異なります。
私は特にこだわりがなかったので、合格率の高い日本FP協会の試験を受験しました。
合格基準
続いて合格基準について。
問題数 | 合格基準 | 試験時間 | |
---|---|---|---|
学科(日本FP協会ときんざい共通) | 60問 | 60点満点で36点以上 | 90分 |
実技(日本FP協会) | 20問 | 100点満点で60点以上 | 60分 |
実技(きんざい) | 15問 | 50点満点で30点以上 | 60分 |
どちらの団体も、学科も実技も6割以上の得点で合格です。
2024年4月からCBT試験方式に移行
2024年4月からは、従来の筆記試験からCBT試験方式に移行されています。空いている日時を選択して申し込み、テストセンターで受験します。
〇×問題と3択問題なのは変わりませんが、今までマークシート形式だったのが正解の選択肢をパソコンの画面で選択して解答するようになりました。
パソコンの画面を見ながら問題を解くのに慣れていない方は、FP3級ドットコムを活用して慣れておくとよいと思います。
勉強した感想
FP3級はお金の基礎教養と言われるだけあって、やっぱり学んでよかったなぁと実感しています。
実際に学んだ知識は広く浅いのですが、日本にあるいろんな制度を「知らなかった」から「知っている」状態になれたことにはとても意義があります。
各制度を実際に活用したり、他人に事細かに説明したりできる知識量はなくても、局面に出くわしたとき、知っているがゆえに調べるというアクションを取ることができるのです。
制度があることを知らなければ、調べることさえできませんからね。
そうゆう意味でお金にまつわる各分野の知識が「0から1になる資格」としてFP3級は大変有意義です。
とはいえ、一つ一つの知識は浅いので、やっぱり2級までは頑張りたい。
これが今の本音ですね。
9月試験で2級を目指すかはまだ決めかねていますが、ブログ執筆の合間などに勉強はぼちぼち続けようと思います。
▼「学びたい!」がある勉強は楽しい
関連記事:勉強は楽しい!大人になって気づいた話
▼勉強する社会人は少ないので大きな差を付けられます
関連記事:忙しい社会人が勉強しやすい時間帯ランキングベスト5